大村朋子

大村朋子
5弦ヴァイオリン

2014年8月29日金曜日

Zbigniew Seifert Competition

この間、7月にセミファイナリストとして参加した、The 1st International Zbigniew Seifert Jazz Violin Competitionについて、すっかりご報告が遅くなってしまいました。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私は大のZbigniew Seifert(ズビグニュー・ザイフェルト)ファンで、ファーストアルバムの『Visions』(2008)でも “Zbigniew”という彼に捧げた曲を収録しています。



(コンペティション出場者達とZbigniewのポスターを囲んで。アメリカ人でボストン時代から友人のJason Anick(左)とスペイン人のApel.les Carod。)

ズビグニューは1946年生まれのポーランド人で、モダンジャズバイオリンの先駆者です。最初はアルトサックスでジャズを演奏していたのですが、1970年にトランペット奏者Tomasz Stankoのバンドで活動するようになってから、本格的にジャズバイオリンを演奏し始めました。彼の演奏は、そのフレーズからスピリチュアリティーまでかなり深くジョン・コルトレーンの影響を受けていて、それまでジャズバイオリンといえば、ジプシージャズなどのステファン・グラッペリやスウィングなどのスタッフ・スミス、エディー・サウスとは全く違うスタイルでジャズバイオリンの歴史を大きく変えた人です。

そんな彼の生まれ故郷、ポーランドのKrakowで、今回、2014年7月に第1回、インターナショナル・ズビグニュー・ザイフェルト・ジャズバイオリンコンペティションが開催されました。

テープ審査によって世界から計17カ国からの応募があった中、10人がセミファイナリストとしてポーランドに集まり、その中の5人がファイナルへ、そしてその中から1、2、3位が決定されました。

Krakowから1時間半ほど離れたところにある小さな町、Luslawiceにある、Penderecki Centerというミュージックセンターでセミファイナルとファイナルは行われました。4日間ここで、出場者、リズムセクション、審査員、スタッフ、ボランティアの人たち全員が一緒に過ごしました。

計2回のリハーサル(各30分ずつ)、一日5人ずつのパフォーマンスで、各パフォーマーは3曲ずつ演奏しました。演奏曲目は、Zbigniewの曲を1曲、あと2曲は自由に選曲。


私は、
Quo Vadis (Zbigniew Seifert)
Simone (Frank Foster)
Inner Urge (Joe Henderson)

を演奏しました。リズムセクションは、Pawel Kaczmarczyk(piano), Maciej Adamczak(bass), Patryk Dobosz(drums)で、彼らは10人の個性の強いジャズヴァイオリン達をものすごい集中力で支えていました。





実は、ポーランドへ行く直前にカナダのモントリオールでアメリカビザ更新のトラブルで2週間くらい足止めになってしまい、コンペティションに出場できるかどうかも分からない状況でした。コンペティションに間に合うように、やむなくビザ申請をキャンセルしてぎりぎりフライトに間に合い、やっとの思いで出場できました。

そんなこともあって、本番は、吹っ切れた気持ちと、Zbigniewの生まれた国でZbigniewの曲を演奏するという感激で胸がいっぱいで、とても気持ちのいい演奏ができました。



本番終了後、Zbigniewの奥様が忘れられない心の温まる言葉をかけて下さいました。このことは一生忘れられません!感激の嵐。



コンペティション出場者全員、審査員、リズムセクションのみんなと。


締めは、Zbigniewも演奏したことのあるKrakowにあるお店でジャムセッションでした。








Zbigniew Seifert Foundationの創立者でもある、Anetaさんと。Anetaさんには本当にお世話になりました。カナダのモントリオールのアメリカ大使館とどうしても連絡が取れず、パスポートもないまま途方に暮れていたときも、助けてくださいました。また、アメリカから持っていったエフェクターペダルがコンペティションの前に壊れてしまったときも、修理の手配をしてくださるなど、本当に心のこもったサポートをしてくださいました。


本当に素敵な思いでいっぱいの旅となりました。コンペティションということを忘れてしまうくらい、たくさんの人とつながることができて、Zbigniewの輪が、ジャズヴァイオリンの輪が、これからもっと広がっていって欲しいなと思います。










2014年8月27日水曜日

Zach Brock 『インプロが最優先』

ニューヨークのジャズバイオリン仲間で友人でもあるZach Brockのインタビュー記事で、『まずは即興演奏者としてが一番、ストリングプレイヤーとしては2番』と彼の優先順位を掲げています。また『ただのジャズバイオリンプレイヤーではなく、ジャズミュージシャンとして存在したい。』とも言っています。

そんな彼の言葉に、私もまったく同感です!


彼は、Stanley Clarke、Wycliffe Gordon、Snarky Puppy等と共演もしていますが、自身のMagic Numberのトリオや最近ではカルテットの活動もたくさんしています。また、伝説のポーランド出身ジャズヴァイオリニストZbigniew Seifertのドキュメンタリーを作ったりもしています。そして、彼の最新アルバム『Purple Sounds』はCriss Crossからリリースされています。素晴らしいのでぜひ聴いて下さい。

Zach Brock "Improv Comes First"記事

Zach Brock

2014年8月26日火曜日

ブログをこちらに引っ越しました!

今日より、オフィシャルブログはこちらの方からご覧下さい。
正式なアドレスは、
tomokoomura.blogspot.com
です。

尚、2008年から2014年7月までの記録『バイオリニスト大村朋子の心のおもむくまま』のブログは、これまで通り、
http://blog.livedoor.jp/tomokoomura/
からご覧になれます。

こらからも引き続きよろしくお願いいたします。